オミックス解析とシステム数理科学による漢方薬効の統合理解
【研究分野】生体生命情報学
【研究キーワード】
システム数理解析 / 漢方薬効 / オミクスデータ解析 / トランスクリプトーム / システム的解析 / オミックス解析 / データ統合 / 遺伝子発現 / 遺伝子ネットワーク
【研究成果の概要】
漢方薬は、その効果についてあまり科学的な裏付けを持たないまま「経験的な効果」を頼りに広く治療に用いられている。本研究課題においては、漢方薬に科学的エビデンスを与えるため、薬効の分子レベルの作用機序を明らかにするための時系列トランスクリプトームデータを補中益気湯、人参養栄湯に関して取得し、それぞれインフルエンザ、および脱随に対する作用について解析を行った。また、薬剤の作用をシミュレーションするため、シミュレーションモデルを時系列データとパスウェイにおける既存知識から自動的に構築するためのデータ同化技術を開発し、漢方薬効の大規模シミュレーションを可能とした。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
渡辺 賢治 | 慶應義塾大学 | 環境情報学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】16,900千円 (直接経費: 13,000千円、間接経費: 3,900千円)