計算機デザインと進化分子工学による新規人工膜タンパク質の創生
【研究分野】ケミカルバイオロジー
【研究キーワード】
膜タンパク質 / リポソーム / 進化分子工学 / 人工細胞 / 無細胞タンパク質合成系 / デノボデザイン / 人工膜タンパク質 / バイオテクノロジー / リポソームディスプレイ法 / 無細胞翻訳系 / 合理的設計 / 生物物理
【研究成果の概要】
自然界が進化によって探索した配列空間はほんの一部である。合理的デザインにより、現在までに可溶性タンパク質については、未開拓配列空間に多くの構造・機能を持つ人工タンパク質が存在することが明らかになってきた。本研究では、膜タンパク質でも機能・構造を持つ人工膜タンパク質を持つ分子が存在すること示した。具体的には、2 nmのポアを持つ人工膜タンパク質を設計し、その機能を人工細胞リアクターを用いて明らかにした。
【研究の社会的意義】
人工細胞を構築する研究は、非生命から生命をどのように創り出せるかを明らかにする方法の一つである。現在までに、細胞の機能を模倣した様々な人工細胞が構築されてきた。本研究課題では、人工細胞が人工膜タンパク質の機能解析に用いること、更には、膜タンパク質進化分子工学に使えることを示すものである。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
大崎 寿久 | 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所 | 人工細胞膜システムグループ | サブリーダー | (Kakenデータベース) |
藤井 聡志 | 地方独立行政法人神奈川県立産業技術総合研究所 | 人工細胞膜システムグループ | 研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2017-04-01 - 2021-03-31
【配分額】43,160千円 (直接経費: 33,200千円、間接経費: 9,960千円)