知覚情報処理時のサブネットワーク構造に注目した神経修飾物質の機能解明
【研究分野】医用生体工学・生体材料学
【研究キーワード】
聴覚 / 大脳皮質 / 脳 / 同期 / 神経修飾物質 / 神経活動パターン / 知覚 / 神経活動 / 迷走神経刺激 / 微小電極アレイ
【研究成果の概要】
感覚皮質の神経活動において,神経修飾物質が,情報処理の機能集団の形成と安定性に及ぼす影響を明らかにすることを目的とした.特に,迷走神経刺激 (Vagus Nerve Stimulation; VNS) は,セロトニン系やノルアドレナリン系を介して,大脳皮質の神経活動に広範な調整作用を及ぼすことに着目し, VNSが聴覚皮質の神経活動に及ぼす影響を精査した.その結果,VNSにより,自発活動では局所的な同期が脳の状態に応じて変化すること,音刺激による誘発活動では反応選択性や時間分解能が変化し得ることを示した.
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)