流れ剪断応力下における内皮細胞膜分子の動態挙動
【研究分野】医用生体工学・生体材料学
【研究キーワード】
血管 / 剪断応力 / 内皮細胞 / カルシウム・シグナリング / メカノトランスダクション / ATP合成酵素 / カベオラ / 細胞・組織 / 生理学 / バイオメカニクス / 機械刺激 / ナノイメージング
【研究成果の概要】
血液が血管を流れることにより血管壁に発生する流れ剪断応力は血管の働きを調節している。これは血管内面を覆う内皮細胞が血流に起因する力学的刺激である剪断応力を感知して応答を起こすことに基づいている。以前我々は剪断応力の感知にATP作動性イオンチャネルP2X4が重要な役割を果たすことを報告した。本研究では、P2X4の活性化に内皮細胞から放出されるATPが必要で、ATPの放出機構には、細胞膜カベオラ・ラフトに存在するATP合成酵素の活性化が重要であることが解明された。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
安藤 譲二 | 獨協医科大学 | 医学部 | 特任教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2009
【配分額】18,980千円 (直接経費: 14,600千円、間接経費: 4,380千円)