エピジェネティクス変化を指標とする幹細胞の化学分化誘導プロセスの解析
【研究分野】生物分子化学
【研究キーワード】
生物活性物質の探索 / エピジェネティクス / ヒストン / ケミカルバイオロジー
【研究成果の概要】
生細胞ベースヒストン修飾プロファイル解析法を用いて、選択的なヒストン修飾変化を引き起こす化合物を海洋無脊椎動物から探索し、それらが幹細胞分化に与える影響を解析した。
スクリーニングの結果、ヒストン修飾をひとつもしくは複数変動させうるサンプルが多数認められた。そのうち、H3K9アセチル化を誘導する活性本体としてヒストン脱アセチル化酵素阻害剤として知られるpsammaplin Aが同定された。Psammaplin Aは胚様体形成において中胚葉および内胚葉への分化を促進した。また海綿Mycale sp.から強力なHDAC1阻害活性ならびに神経分化阻害活性を有する画分を見出した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
木村 宏 | 大阪大学 | 生命機能研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
山下 潤 | 京都大学 | 再生医科学研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2013-04-01 - 2014-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)