ゲノム情報を活用した人類学研究の新ストラテジー構築
【研究分野】人類学
【研究キーワード】
分子人類学 / ゲノム人類学 / 適応進化 / 多型 / 生体機能解析 / 多因子疾患 / ゲノム多様性 / SNP / HapMap / モデル生物 / 地域差 / メダカ
【研究成果の概要】
ゲノム情報からヒトにおいて環境適応に関連してきた可能性のある多型が見つかる。これらについて(1)機能解析を行うための実験モデル生物としてメダカ(Oryzias latipes)が有望であることが明らかになった。また(2)ゲノム中で人類集団間での対立遺伝子(アレル)頻度が大きく異なることが知られていたアルコール脱水素酵素(ADH)遺伝子クラスターについて、全ヒト多様性のうち、東アジアにおいて正の自然淘汰の強い証拠が検出された。これらの成果はヒトゲノム多様性の進化的意義を知る上で有用な知見である。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
尾田 正二 | 東京大学 | 大学院・新領域創成科学研究科 | 講師 | (Kakenデータベース) |
河村 正二 | 東京大学 | 大学院・新領域創成科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究協力者】 |
松草 博隆 | 東京大学 | 大学院・新領域創成科学研究科 | 修士課程(当時/">(Kakenデータベース) |
松本 圭 | 東京大学 | 大学院・新領域創成科学研究科 | 日本学術振興会特別研究員(当時)(現在 : 理化学研究所・脳科学研究センター/">(Kakenデータベース) |
中込 滋樹 | 東京大学 | 大学院・新領域創成科学研究科 | 博士課程3年 |
勝村 啓史 | 東京大学 | 大学院・新領域創成科学研究科 | 博士課程1年 |
KENNETH K. Kidd | Yale University | School of Medicine | Professor |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2007 - 2008
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)