高次元表現型解析を駆使した遺伝情報による細胞の動作原理の解明
【研究分野】遺伝・染色体動態
【研究キーワード】
Saccharomyces cerevisiae / morphology / CalMorph / phenotyping / 出芽酵母 / 遺伝子機能 / 形態表現型 / 必須遺伝子 / 形態プロファイル / 形態異常度 / 画像解析 / 遺伝子ネットワーク / 細胞形態 / ケミカルゲノミクス / 高次元表現型解析 / カルシウム / 遺伝的相互作用 / 形態表現型解析 / 遺伝学 / 大規模解析 / ハプロ不全性
【研究成果の概要】
遺伝情報による生命体の動作原理、すなわち遺伝型という「原因」が表現型という「結果」にどのように結びつくかという原理を解き明かすことは、遺伝学の中心課題のひとつである。我々は、遺伝型と表現型との関係を明らかにするために、単細胞真核生物の出芽酵母(S. cerevisiae)の優れた遺伝学的ツールを駆使し、蛍光顕微鏡で得られる細胞画像を画像解析システムCalMorphにより解析し、形態プロファイリングと形態異常度の二つの観点から高次元表現型を定量的に解析することによって遺伝子機能と形態表現型の間に密接な関係があることを発見した。その関係を用いて、薬剤の細胞内標的を同定することに成功した。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2015-04-01 - 2018-03-31
【配分額】17,940千円 (直接経費: 13,800千円、間接経費: 4,140千円)