非混入型分子トレーサ速度計測と酸素吸収分光を核とした燃料電池の統合的物質移動解明
【研究分野】熱工学
【研究キーワード】
エネルギー利用 / 燃料電池 / 物質輸送 / レーザ応用計測 / 吸収分光 / 可視化 / レーザ計測
【研究成果の概要】
燃料電池は、拡散層、触媒層、電解質膜などがサンドイッチ状に積層された面状の多孔質体の中で酸素、水素などの不均質な物質輸送と反応が生じていることが現象の解明を困難にしており、物質輸送ならびに反応分布を正確に把握することが重要である。レーザ速度計測は,パルスレーザー光を流路に対して垂直方向に照射することにより、アブレーションを起こし、流路水平方向からパルスレーザー光を一定の時間間隔で照射し、タグ物質からの発光を高速度カメラで撮影した画像からガス流速を測定する新しい手法を開発した。これと,酸素の濃度測定により、燃料電池が発電モードで、燃料電池の統合的な物質移動と反応を解明した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
津島 将司 | 大阪大学 | 大学院工学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
植村 豪 | 東京工業大学 | 大学院理工学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
西田 耕介 | 京都工芸繊維大学 | 工芸科学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2010-04-01 - 2015-03-31
【配分額】47,450千円 (直接経費: 36,500千円、間接経費: 10,950千円)