道路橋RCおよびPC床版の荷重推定と寿命予測法の開発
【研究キーワード】
コンクリート床版 / 損傷 / 寿命 / 寿命予測 / 荷重推定 / 疲労寿命 / ライフタイムデザイン
【研究成果の概要】
荷重推定法,寿命予測法,疲労荷重用構成モデルの開発に分けて実績を概説する.
(1)荷重推定法:国内国道において定置したビデオにより交通流を撮影し,海外のデータに基づき開発された既存の荷重推定システムの拡張を図った.
(2)寿命予測法:国内国道のRC床版の面外及び面内変形をサンプリングモアレカメラによりを計測し,データ解析を開始した.また,土砂化再現実験装置を組み上げを行うとともに,3次元有限要素解析を用いた応力評価に基づき,多軸圧縮応力場を再現できる実験供試体を考案・製作した.さらに,残存せん断耐力の変化をサンプリングモアレ法により測定したせん断ひび割れ面での変形および応力伝達特性に関連づけて説明できるようにするとともに,残存せん断耐力モデルを用いた輪荷重走行試験における疲労寿命の予測法を開発した.
(3)疲労荷重用構成モデルの開発:疲労荷重の影響を考慮できる,ひび割れたコンクリートの圧縮とせん断構成モデルの開発に必要となる応力と変形との関係を疲労試験を通じて明らかにした.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
高橋 良輔 | 秋田大学 | 理工学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2020-04-01 - 2023-03-31
【配分額】12,870千円 (直接経費: 9,900千円、間接経費: 2,970千円)