自律型原子モデリングと原子構造不安定解析による強誘電材の劣化メカニズムの解明
【研究分野】機械材料・材料力学
【研究キーワード】
原子モデリング / 強誘電体 / マルチフィジックス / ナノ材料 / 原子シミュレーション / 構造不安定性 / ドメインスイッチング / シミュレーション / 第一原理計算
【研究成果の概要】
強誘電材料における分極スイッチングの劣化メカニズムを明らかにするため,ドメイン壁移動に及ぼす結晶欠陥などの影響を明らかにするとともに,電場・外力重畳条件下でのマルチフィジックス効果についても検討した.リファレンスデータ生成・パラメータ最適化・関数の自己診断とリファレンスデータ再生プロセスからなる,原子間ポテンシャルを半自動的に構築するアルゴリズムを開発した.分子動力学法により,キンクや酸素空孔,外部電場作用がドメイン壁移動の臨界応力に著しい変化をもたらすことを示した.さらに,原子レベル不安定モード解析により,欠陥周りに生成される潜在的不安定モードが活性化するメカニズムを示した.
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)