多金属協奏機能を目指した精密ヘテロ金属集積ナノ材料の創製
【研究分野】機能物質化学
【研究キーワード】
デンドリマー / ナノ材料 / 分子認識 / 有機-金属ハイブリッド / 量子サイズ効果 / 金属集積 / 錯形成 / 触媒機能 / クラスター / ナノ触媒 / 白金触媒 / 酸化チタン
【研究成果の概要】
本研究では、他の追随を許していないこの代表者独自の精密金属集積法を追求し、ナノ空間に精密に配置された多金属協奏機能を持つナノ材料を創製した。
特筆すべき成果としては以下である。塩化白金はイミン結合と1:1で定量的に錯形成する。フェニルアゾメチンデンドリマーを鋳型として、金属塩として塩化白金を用い金属集積を実施した。段階的放射状錯形成を利用して、白金原子の原子数を制御できた。この金属錯体をヒドロボレートにより還元し、12原子、28原子、60原子の原子数限定の白金の合成法を確立した。市販白金触媒に比べ10倍以上という、非常に高い質量活性を発現させることに成功した(Nature Chem.2010)。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
今岡 享稔 (今岡 亨稔) | 東京工業大学 | 資源化学研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2007 - 2010
【配分額】51,220千円 (直接経費: 39,400千円、間接経費: 11,820千円)