界面制御による超低熱膨張ポリイミド/Zr2WP2O12の作製
【研究分野】複合材料・表界面工学
【研究キーワード】
負熱膨張材料 / 複合材料 / 合成 / 負の熱膨張 / 水熱合成 / 複合体 / 有限要素法 / 熱膨張 / 絶縁体 / フィラー
【研究成果の概要】
負の熱膨張率を有するセラミック粒子(Zr2WP2O12とZr2MoP2O12)を合成し、ポリイミドと複合化することで熱膨張率が20 ppm/K以下のポリマー/セラミックス複合材を作製した。まず、Zr2MoP2O12の焼結体を作製し、その熱的機械的性質を明らかにした。次に、ポリマー/セラミックス複合材を作製した。ポリマーの前駆体とセラミック粒子の混合プロセス、ポリマーの重合プロセスを最適化することで、ポリマーとセラミック粒子の界面を密着させることに成功した。その結果、ポリマーの熱膨張をセラミックスの熱収縮で効果的に相殺することに成功した。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)