デジタルコアラボラトリー構築を目指した原油回収の学理の構築
【研究分野】地球・資源システム工学
【研究キーワード】
原油増進回収 / X線CT / 格子ボルツマン法 / 多孔質 / 空隙スケール / 界面張力 / デジタルロック / 混相流 / 原油回収 / マイクロCT / スナップオフ
【研究成果の概要】
デジタルロック技術の実用化を目指して,空隙スケールでのX線CT計測による流体力学的な現象解明手法の開発を行うとともに,空隙スケール計測に基づいた流動数値シミュレーションを行った.流動計測では,原油回収効率の低下の原因になっているスナップオフ現象の直接可視化を行った.また,水・ガス相互圧入やサーファクタント攻法などの原油増進回収法のメカニズムの解明を行った.従来の定性的な現象理解を超える,定量的な把握が可能になった.計測された構造を対象とした単相流および多相流数値解析を行った.特に,トラップされた非湿潤相から湿潤相への物質輸送現象の理解に着目し,CO2ガスに見られる特異な物質輸送現象を見出した.
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)