内因性カンナビノイドを介する逆行性シナプス伝達のメカニズムとその生理的意義の解明
【研究分野】神経科学一般
【研究キーワード】
分子 / 細胞神経科学 / ニューロン / シナプス / 神経回路 / 神経発生 / 神経発達 / 神経再生 / 神経再建 / 姿勢 / 運動制御 / 神経科学 / シグナル伝達 / 生理学 / 脳・神経 / 逆行性シグナル / シナプス伝達調節 / カンナビノイド / シナプス伝達調整
【研究成果の概要】
脳内に存在するマリファナ類似物質(内因性カンナビノイド)はニューロンのシナプス後部から放出され、逆行性にシナプス前終末のカンナビノイドCB_1受容体に作用して、神経伝達物質放出の減少を引き起こす。本研究では、内因性カンナビノイドのシナプス伝達調節の機構とその脳機能における役割の解明を目指した。4年間の研究において、中枢シナプスにおける内因性カンナビノイドの生合成、放出、分解の分子機構をほぼ解明し、また、内因性カンナビノイド系の小脳運動学習への関与を証明するなど、当初の目的をほぼ達成することができた。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
崎村 建司 | 新潟大学 | 脳研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
少作 隆子 | 金沢大学 | 保健学系 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(S)
【研究期間】2005 - 2008
【配分額】105,560千円 (直接経費: 81,200千円、間接経費: 24,360千円)