グローバル生産物流システムの設計と運用に関する研究
【研究分野】社会システム工学
【研究キーワード】
Global Operation / Logistics / Manufacturing / Industrial Structure / Car Industry / Network / Integer Programming / Simulation / Global Opration / 物流システム / グローバル / 生産管理 / 国際分業 / 費用最小化 / 0-1計画法 / サプライ チェーン / フレキシビリティ
【研究成果の概要】
本研究では、近年の生産現場の国際化及び需要の多様化、短納期化等、生産を取り巻く環境条件の再編成に鑑み、交付申請書に記載の目的、実施計画に従って、製造、物流企業におけるグローバル生産物流システムのあり方について、以下の2点に焦点を当てて理論的検討を加え、一定の実用的知見を得ている。
1)複数需要地、複数生産拠点を前提とするグローバル生産物流ネットワークシステムの設計法
2)上記システムの効果的運用法
平成9年度においては、「製造及び物流関連企業の実態調査」及び「関連文献・データの調査収集整理」を行い、これらを踏まえて「グローバル生産物流ネットワークシステム設計モデルの検討」を行った。その結果、生産拠点の配置と効率的な物流ネットワークを構築するための設計手順モデルを開発することができた。また、平成10年度においては、「グローバル生産物流ネットワークシステム運用法の検討」、非線形数理計画パッケージLINGO(設計手順モデル用)、及び生産物流シミュレータWITNESS(設計手順モデル用)による「設計運用システムの特性解析」、「成果の実務へのフィードバックとフィージビリティスタディ」を行い、これらのまとめとして適宜、「関連学会、学会誌への成果発表」を行ってきた。
なお、本研究の研究成果報告書(冊子体)及び研究成果報告書概要の提出遅滞の理由は、以下によるものである。
1)成果発表は主として国際学術誌、国際会議にて行っており、関連する既発表論文に関わる複写権利用の確認等に手間取ったため
2)国際会議の開催スケジュールが本研究成果報告書の提出スケジュールと連動しておらず、いくつかの主要な成果の発表終了を待って成果取り纏めを行ったため
【研究代表者】
【研究分担者】 |
中根 甚一郎 | 早稲田大学 | アジア太平洋研究センター | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】1997 - 1998
【配分額】2,500千円 (直接経費: 2,500千円)