マイクロファイバーワイヤリングによる血管-神経網の構築
【研究分野】知能機械学・機械システム
【研究キーワード】
マイクロデバイス / マイクロマシン / 再生医療 / 細胞・組織 / 神経科学 / マイクロ・ナノデバイス
【研究成果の概要】
本研究課題では、神経細胞、血管内皮細胞を細胞ファイバーとし、デバイス中でアセンブリすることにより3次元的な血管―神経網を構築することを目指した。神経幹細胞ファイバーは、直径が細いほど分化誘導後に神経細胞の割合が高く、高配向性となることがわかった。神経ファイバーから数 mmの神経ユニットを作製し、アセンブリによる神経回路構築法を確立した。一方、HUVECからは血管新生能を有する血管内皮細胞ファイバーの作成に成功した。最終的に、神経ファイバーをフィブリンゲル内部でデバイスにより固定し、血管内皮細胞と3次元共培養することで神経ファイバー周辺部に血管網を有するような血管―神経網の構築に成功した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
尾上 弘晃 | 慶應義塾大学 | 理工学部 | 講師 | (Kakenデータベース) |
三浦 重徳 | 京都大学 | 再生医科学研究所 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】16,770千円 (直接経費: 12,900千円、間接経費: 3,870千円)