極低摩擦生体類似摺動組織の形成および機能評価技術の構築
【研究分野】設計工学・機械機能要素・トライボロジー
【研究キーワード】
低摩擦 / 細胞・組織 / 関節軟骨 / トライボロジー / 再生医療
【研究成果の概要】
本研究では,軟骨細胞を足場材に播種し培養する過程において,足場材表面にガラスローラーを接触させ転がり滑り運動を与えることにより,足場材内部に歩行時の軟骨組織内部と類似の複数応力成分からなる不均一な力学場を再現し,関節軟骨類似の極低摩擦特性を示す高機能摺動組織を形成させる手法を探究した.また形成された摺動組織表面の摩擦特性を高精度に評価するための試験システムを合わせて開発した.ここでは,組織表面の摩擦係数を計測すると共に,組織内部の細胞に生じる機械的歪みを定量可能とすることにより,細胞が経験する力学的負荷と形成される組織構造およびその力学的機能との関連を定量的に議論することを目指した.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
山口 哲生 | 九州大学 | 工学(系)研究科(研究院) | 准教授 | (Kakenデータベース) |
森田 健敬 | 九州大学 | 工学(系)研究科(研究院) | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】16,250千円 (直接経費: 12,500千円、間接経費: 3,750千円)