新しい多様性次元を用いた組織創造性メカニズムの解明
【研究分野】経営学
【研究キーワード】
多様性 / 創造的成果 / 視点置換 / 評価者の存在 / 電子付箋ツール / 組織創造性 / 行動パターン / 人的ネットワーク / プロトタイプ / 感情の言語化 / 経営組織
【研究成果の概要】
本研究の目的は、組織構成員の多様性が創造的成果に結びつくメカニズムを明らかにすることであった。このメカニズムを解明するために、プロジェクト単位の研究と組織単位の研究を遂行した。研究方法として、実験、アンケート調査、事例研究を併用した。研究成果として、個人の視点置換、強力な評価者の存在といった新たな仲介変数の発見、および使用ツールが電子的な物理的かによって創造プロセス(身体活動、発話、リーダーシップ)が違うことの発見があった。これらの研究成果は学会発表および雑誌論文で発表した。
【研究の社会的意義】
多様性が組織の成果に及ぼす影響については、先行研究の結果がばらついていた。特に、創造的成果に結びつく具体的なプロセスと、プロセスをとりまく状況要因は十分に解明されていなかった。ここに、詳細プロセスの解明として、個人の視点置換を含む新たな仲介変数を加え、状況要因の解明としてコラボレーション促進ツールの性質(電子付箋ツール、物理付箋ツール)と設置位置(縦置き、横置き)を分析した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
竹田 陽子 | 首都大学東京 | 経営学研究科 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2017-04-01 - 2020-03-31
【配分額】14,820千円 (直接経費: 11,400千円、間接経費: 3,420千円)