新規開発超高圧下核磁気共鳴技術による強相関電子物性の開拓
【研究分野】物性Ⅱ
【研究キーワード】
核磁気共鳴 / 高圧研究 / 超高圧NMR / 鉄系高温超伝導 / 装置開発 / 高圧実験 / 超高圧 / 強相関電子系
【研究成果の概要】
低温物性分野では3万気圧以上の超高圧下で磁性および超伝導の内部状態を探る手段がほぼ皆無であった。そこで本計画では、超高圧技術の改良(高圧化、簡単化)を行うこと、強相関電子系化合物等に対し先端の超高圧核磁気共鳴(NMR)実験を行うことを目指した。超高圧技術の改良の、「誰でも使える小型圧力装置」の実現に関しては大きな進展があり、13万気圧超まで安定して多数の電気配線と光ファイバーを非常に歩留まり良く導入する配線方法を開発することができた。その結果、電気抵抗測定・ac帯磁率測定などにも非常に有効な装置を開発した。また、3He循環冷凍機と小型化圧力セルにより、極低温超高圧NMR測定を可能にした。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【配分額】4,420千円 (直接経費: 3,400千円、間接経費: 1,020千円)