微生物により生成される新規蓄放電物質の生成機構の解明
【研究分野】環境技術・環境負荷低減
【研究キーワード】
微生物 / ミネラル / 細胞外電子伝達 / 微生物燃料電池 / 蓄電部材 / エネルギー / 機能性材料 / バイオテクノロジー / 微生物生態 / バイオマス / 環境浄化 / 元素 / バイオミネラリゼーション / 新エネルギー / 環境技術 / ナノ材料 / 再生可能エネルギー
【研究成果の概要】
新規蓄放電物質生成微生物を取得する為、嫌気的に微生物を分離した結果、本物質を生成する単一微生物の分離に成功した。本物質の充電容量は約80 μAh mg-1であった。XRDおよびEDX解析から本物質は鉄と硫黄で構成されたMackinawiteであることが判明した。本物質を添加した負極を装着した微生物燃料電池(MFC)と本細菌を接種したところ、微生物からの電子移動と蓄電が確認された。ゲノム解析の結果、細胞外電子伝達に関わるOmcBESTZやMtrABC-OmcA遺伝子は見出せなかったため、別の細胞外電子伝達機構が推定された。今後、本菌株の変異株を嫌気的に作成する方法を確立し生成機構の解明を進める。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
小暮 敏博 | 東京大学 | 理学(系)研究科(研究院) | 准教授 | (Kakenデータベース) |
孔 昌一 | 静岡大学 | 工学部 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】16,120千円 (直接経費: 12,400千円、間接経費: 3,720千円)