アクチンフィラメントの構造多型と機能分化
【研究分野】機能生物化学
【研究キーワード】
アクチンフィラメント / ミオシン / コフィリン / 協同的結合 / 張力 / メカノセンサー / 細胞極性 / アクチン / アクチン結合タンパク質 / 協同的構造変化 / GFP
【研究成果の概要】
われわれは、アクチンフィラメントが様々な異なった原子構造をとることにより異なったアクチン結合タンパク質と相互作用し、異なった機能を果たすことができるという仮説の検証を試みた。その結果、張力によりらせんピッチが伸びたアクチンフィラメントはミオシンIIと相互作用しやすいこと、および、ミオシンIIとコフィリンという異なるアクチン結合タンパク質をアクチンフィラメントと共存させると、結合部位が競合しないにもかかわらず、両者はそれぞれ相互排他的にアクチンフィラメントと結合することを見出した。これらはいずれも上記仮説を支持する結果である。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
徳楽 清孝 | 室蘭工業大学 | 大学院・工学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
片山 栄作 | 千葉大学 | 大学院・工学研究科 | 研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】18,590千円 (直接経費: 14,300千円、間接経費: 4,290千円)