超高速2光子励起顕微鏡による革新的神経細胞観察法の実践
【研究分野】神経科学一般
【研究キーワード】
分子動態 / タンパク質 / 神経細胞 / シナプス / 活動電位 / 膜電位計測 / 樹状突起 / スパイン / 2光子励起顕微鏡 / 蛍光相関分光法 / 拡散 / 2光子励起顕微鏡 / 分子・細胞神経科学 / タンパク質の動態
【研究成果の概要】
新規に開発した2光子励起顕微鏡システムを用い多点で同時に蛍光相関分光法(FCS)を適用することにより、1) 神経細胞樹状突起の細胞質中を高速に移動するタンパク質分子の動態を捉えること、および2) 神経細胞の膜電位計測を同時多点で行うことを目的とした。GFP発現プラスミドあるいはGFP融合CamKIIタンパク質発現プラスミドをマウス由来初代培養神経細胞に発現させ細胞質の複数点から蛍光強度変化の記録を10kHz以上の時間解像度で取得しFCS解析することに成功した。また、複数培養神経細胞から同時に活動電位記録を取ることに成功し、神経細胞のシナプス結合の有無および結合の方向性について解析を行った。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-04-01 - 2014-03-31
【配分額】20,020千円 (直接経費: 15,400千円、間接経費: 4,620千円)