格子間原子集合体の一次元運動の実験的検証に基づいた照射欠陥蓄積モデルの改良
【研究分野】原子力学
【研究キーワード】
照射損傷 / 格子欠陥 / 電子顕微鏡 / 転位ループ / ステンレス鋼 / 原子力エネルギー / 透過電子顕微鏡 / その場観察 / 計算機シミュレーション / 計起シミュレーション
【研究成果の概要】
超高圧電子顕微鏡を用いた電子照射下その場観察法と分子静力学・動力学法に基づく計算機シミュレーションを相補的に組み合わせて, 実用合金中の格子間原子集合体の一次元(1D)運動のメカニズムを研究した. 室温の電子照射下で観察される1D運動は, 溶質原子分布のミキシングにより誘起されていることを明らかにした. また高温では侵入型元素が格子間原子集合体に偏析することにより, 1D運動が著しく抑制されることを示した.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
阿部 弘亨 | 東北大学 | 金属材料研究所 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)