マイロナイト細粒化と粒界発達の機構解明
【研究分野】岩石・鉱物・鉱床学
【研究キーワード】
岩石変形 / マイロナイト / 細粒化 / 粒界 / 斜方輝石 / TEM / EBSD / FIB / 結晶粒界 / 転位 / 化学組成 / 走査型透過電子顕微鏡 / 単斜輝石 / 緑泥石 / 輝石 / 再結晶化 / すべり褶曲 / 透過電子顕微鏡 / 電子後方散乱回折
【研究成果の概要】
北海道日高変成帯マイロナイト中の斜方輝石を透過電子顕微鏡で観察し、結晶中の小角粒界の原子スケールの構造とその発達プロセス、また結晶の褶曲・細粒化の機構を明らかにした。斜方輝石中のb軸を回転角とし、ほぼ(001)面に平行な小角粒界はそのずれ角度によって4段階程度の構造変化が観察された。また離溶した普通輝石の(100)界面では2つの界面で非対称な密度で転位が形成されており、これが結晶の褶曲・変形に大きく寄与していることが明らかになった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
小暮 敏博 | 東京大学 | 大学院・理学研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)