CNT上ナノワイヤー成長技術構築と低次元超伝導特性・量子情報素子応用
【研究キーワード】
カーボンナノチューブ / 超電導ナノワイヤ / 超伝導 / ナノワイヤー
【研究成果の概要】
本研究では、架橋した一本のカーボンナノチューブをテンプレートとした新しい微細加工技術法の構築、それにより作製した超極細超伝導ナノワイヤーで発現が期待される低次元超伝導体における量子輸送現象探索とその量子情報デバイス応用を行った。汎用的で高品質なナノワイヤー成長法を確立するとともに、低次元化した超伝導における新規単一磁束量子制御技術構築とその量子情報デバイス応用という新たな超伝導技術を開拓した。
【研究の社会的意義】
ナノカーボン材料のみに依存した低次元量子物性探索は、カーボン系材料の持つ物性の枠を超えることはできないためいずれ限界を迎えることが問題であったが、超伝導ナノワイヤーによって、高品質ナノワイヤーを実現すること可能となり、次世代の量子デバイス開発に応用可能である。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【配分額】6,370千円 (直接経費: 4,900千円、間接経費: 1,470千円)