室温スピンクラスター磁性体を用いた高効率環境発電素子の開発
【研究分野】電子・電気材料工学
【研究キーワード】
酸化鉄薄膜 / 環境発電 / 酸化鉄 / スピングラス / クラスターグラス / パルスレーザー堆積法 / 太陽光発電
【研究成果の概要】
高効率環境発電素子の実現に向けて、室温クラスターグラス磁性体Si添加CoFe2O4薄膜を作製した。二段階のパルスレーザー堆積法を用いることにより、膜全体に均一に非磁性イオンSi4+が分布したクラスターグラス薄膜を作製することに成功した。また、絶縁性Ga2O3の極薄膜を蒸着することにより、Si:CoFe2O4薄膜表面の鉄イオンの部分酸化が抑制されることを見出した。また、光電変換効率の向上に向けて、新しいクラスターグラス磁性体(Fe, Al, Si)2O3薄膜を二段階PLD法により作製した。この薄膜は室温でクラスターグラスを示すとともに、可視光照射によって光誘起磁性が起こることを見出した。
【研究代表者】
【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2016-04-01 - 2018-03-31
【配分額】3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)