残留ガストラップによる安定型CO2地下貯留法の開発
【研究分野】環境技術・環境材料
【研究キーワード】
環境保全技術 / 地下貯留 / 残留ガストラップ / 物質輸送 / ガス飽和率 / 界面張力 / 二酸化炭素 / CCS / X線CT / 多孔質
【研究成果の概要】
温暖化の防止を目的としてCO_2地下貯留が提案されている.最初,CO_2は塩水で満たされている多孔質岩石中を浸透する.この過程は毛管力,浮力,粘性せん断力に強い影響を受ける.次に,CO_2は再び塩水で浸透されるが,一部のCO_2は毛管力により岩石多孔質中にトラップされる.さらに,岩石中にトラップされたCO_2の気泡は徐々に塩水中へ溶解していく.溶解により重くなった塩水は貯留層スケールで自然対流を開始する.本研究ではこれらの一連のプロセスをモデル化するためにX線CT装置を用いた空隙スケール計測を行った.CO_2の長期挙動予測を可能にするモデル化を行った.
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2009 - 2012
【配分額】18,330千円 (直接経費: 14,100千円、間接経費: 4,230千円)