内湾における無酸素水塊規模の将来動向予測と縮小へのシナリオ分析
【研究分野】水工学
【研究キーワード】
水工学 / 海岸工学 / 貧酸素水塊 / 閉鎖性水域 / 環境再生 / 硫化物 / 有機汚濁 / 東京湾 / 水工水理学 / 底質コア / 有機物 / 環境質定量化・予測 / 水質汚濁 / 環境変動 / 国際情報交換 / 無酸素水塊 / 数値モデル / モニタリング / 底質
【研究成果の概要】
内湾環境過程の長期予測を志向した水底質統合モデルを構築し,100年オーダーの積分計算に適用し,無酸素水塊と有機物含有量分布の形成メカニズムについて考察した.東京湾の底質中有機物含有量は総量規制等の施策にもかかわらず上昇していることが指摘されているが,湾奥中央への長期的な集積作用がその一因と示唆され,必ずしも,湾全体の有機汚濁の進行を反映したものではないと理解された.本モデルを用いることで,環境再生に向けたシナリオ分析を行い,無酸素水塊縮減効果の発現に長時間を有すること等を含め,従来の環境モニタリングから示唆される水底質過程と整合する結果が得られた.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
鈴木 崇之 | 横浜国立大学 | 都市イノベーション研究院 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究協力者】 |
呉 海鍾 | |
A. A. W. R. R. M. K. Amunugama | |
|
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2017-03-31
【配分額】17,810千円 (直接経費: 13,700千円、間接経費: 4,110千円)