情報テクノロジーのイノペーションシステムと情報戦略
【研究分野】経済政策(含経済事情)
【研究キーワード】
情報経済化 / ネットワーク化 / インターネット / サイバーエコノミー / 電子商取引 / 電子マネー / ネットワーク産業化 / 情報テクノロジー / 社会経済システム / アジア経済 / 情報システム / ネットワーク組織 / 情報化 / 国際分業 / 情報化社会 / 情報ネットワーク / 社会システム / 経済システム / 経済発展 / サイバーソサエティ
【研究成果の概要】
現在急速な勢いで進んでいるグローバルネットワーク化、インターネット、サイバーエコノミー等に関して情報テクノロジーを活用した社会システム、社会情報システム開発、社会システム構築の視点、情報経済化の実態分析、アジア諸国及びインドの情報化の実態に即しつつ、その実態をグローバルな視点から具体的に明らかにした。
第一に現在情報化のもっとも典型的な現象として現れている「サイバーエコノミー」化への動きを理論的、実体的に解明することを試みた。サイバー経済の構造、機能そして秩序に関する研究には、電子商取引、電子マネー、さらにサイバー経済活動のベースとなるサイバースペース等に関して複雑系としての社会経済システムの構造と動態と実態を個別具体的に分析した。この研究調査を通じてこれからの情報化に関する方向を探索し、また課題を浮き彫りにし、情報経済化の理論的研究と情報化の実態を分析し、これに基づいてグローバルな情報化の流れ及びグローバル情報化の展望を試みたものである。
第二に情報テクノロジーの具体的な展開、特にアジア諸国の情報化分析に関する研究を進めた。現在から21世紀にかけて世界経済システムにおける経済発展、産業化のパターンをここでは「ネットワーク産業化」として捉え、これを特に、東南アジア、インド等を視野に入れ、これら地域の経済発展とグローバル経済の関係に焦点を当てて研究調査を進めた。アジア諸国、またインド経済を含めてその情報化は急速に進行しており、直接投資の進展により単に産業・企業間の物的な関係がネットワーク化されるだけでなく同時に金融、サービス関係でもネットワーク化が進み、またアジア地域の情報ネットワーク構築が進展している。それをネットワーク産業化の視点から実態を明らかにした。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
WOBBE Werner | 欧州委員会 | 第3総局A3産業部 | 主席調整官 |
CHARLES Tony | サンダーランド大学 | 国際社会学部 | 教授 |
杉本 伸 | 武蔵大学 | 経済学部 | 助教授 | (Kakenデータベース) |
須藤 修 | 東京大学 | 社会情報研究所 | 助教授 | (Kakenデータベース) |
MILLER Willi | スタンフォード大学 | 教授 |
若林 直樹 | 東北大学 | 経済学部 | 助教授 | (Kakenデータベース) |
TONY Charles | サンダーランド大学 | 国際社会学部 | 教授 |
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【研究種目】国際学術研究
【研究期間】1996 - 1998
【配分額】15,700千円 (直接経費: 15,700千円)