グローバル冷戦下の米文学・文化研究―文化の相互変容プロセスの実証/理論的国際研究
【研究キーワード】
冷戦 / 文化政策 / アメリカ文学 / アーカイヴ理論 / アメリカ文学・文化 / ミドルブラウ文化 / 環太平洋 / 環大西洋 / ポピュラー音楽 / スクリーン・メディア / アメリカ研究 / グローバル冷戦 / 文学 / アーカイヴ / 情動
【研究成果の概要】
2019年度の繰越した補助金については、2020年3月に予定されていた複数日にわたる国際会議が新型コロナウィルスの影響ですべてて延期になり、大幅な計画変更を迫られた。2020年度は、この部分を取り戻すべく、オンラインにて、日程を分散させながら開催することを中心に使用した。具体的には、8月、11月、および3月に、それぞれスクリーンメディア、ポピュラー音楽、冷戦期アメリカ文学をテーマに、2020年3月の段階で基調講演を行ってもらう予定であった海外研究協力者を中心に、オンラインでフォーラムシリーズを開催した。一回目はChristina Kleinを中心に, 二回目はMichael Baurdaghs,三回目 , Greg Barnhisel, George Blausteinに講演と討論を行い、2019年度中止になった企画を、かたちは変わるが実現することができた。
また、数年来おこなっている冷戦研究会の一回を木原健次氏の論文発表会して設定し、木原氏の1930年代アメリカ小説論の発表、およびその領域の専門家(千葉洋平、村上東、星野真志)三名にお願いし、冷戦期に至る萌芽期としての1930年代をあらためて考察し、最新の研究動向果を共有した。
調査旅行の再開はできないままであったものの、2019年度に行った調査を踏まえて、Rockefeller Archive Centerに英文調査レポートを提出したほか、Palgrave MacMillan社より出版されの冷戦期文化政策の英文による論文を本研究課題の成果の一部として寄稿(そのために英文校閲者を依頼)した。
【研究代表者】