検証アンコール・ワットへの道
【研究分野】アジア史・アフリカ史
【研究キーワード】
東洋史 / ネットワーク論 / 碑文 / 考古学 / 建築学 / 口頭伝承 / 東南アジア史 / 地域研究 / 中国古代、近世史 / 碑文学 / アンコール王朝 / 碑文研究 / 南シナ海からベンガル湾に通じる物流ネットワーク / 王道 / 古環境復元 / 国際研究者交流(タイ、ベトナム、ラオス)
【研究成果の概要】
アンコール王朝期に完成をみた東南アジア大陸部のネットワークを、史料(碑文)・考古資料・図像・建築様式や技術に基づき、アンコール王朝の中央と周縁の関係性を分析した。具体的な調査対象遺跡はアンコール王朝を起点とした場合の西限にあたるムアン・シン遺跡Muang Singh(タイ)、北東限のワット・プー遺跡Wat Phu(ラオス)、そして南東のバヤン遺跡Bayan(カンボジア)である。碑文によって寄進と下賜の関係がより具体的に明らかになり、踏査によって現実的に可能な経路を提案できた。それらに加え現存する儀礼や伝承の収集と分析から、文化圏の認識に関わる領域・境界性を検証するための材料を得ることが出来た。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
丸井 雅子 | 上智大学 | 総合グローバル学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
ヴェリヤト シリル (CYRIL Veliath | Cyril Veliath) | 上智大学 | 総合グローバル学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
田畑 幸嗣 | 早稲田大学 | 文学学術院 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
|
【研究協力者】 |
三輪 悟 | 上智大学 | アジア文化研究所 | 共同研究員 |
ニム ソティーブン | 上智大学 | アジア文化研究所 | 客員研究所員 |
松浦 史明 | 上智大学 | アジア文化研究所 | 客員研究所員 |
佐藤 恵子 | 上智大学 | アジア文化研究所 | 客員研究所員 |
ピン パクダイ | 上智大学 | 大学院グローバルスタディーズ研究科地域研究専攻 | 院生 |
|
【研究種目】基盤研究(A)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】25,870千円 (直接経費: 19,900千円、間接経費: 5,970千円)