近代東アジアにおける都市基盤及び住宅地の形成と再編に関する実証的研究
【研究キーワード】
東アジア / 租界都市 / 華僑住宅地 / 住宅地 / 都市開発 / 都市基盤 / ガーデンシティ / モダニズム / 住宅改良運動 / 都市計画 / 近代都市 / 近代住宅
【研究成果の概要】
本年度は、コロナ禍の影響により、調査対象地を変更しながら研究を遂行した。まず、東アジア全体の住宅地を俯瞰的な視点から検証を可能とするために東アジア住宅年表を作成して、日本、中国、台湾、香港の比較検証を行った。次に、満洲における田園都市論の受容過程のうち、ロシアによる大連の都市計画として、1920 年-1930 年代大連田園住宅地を対象にして、田園都市論の計画、特に、満鉄社員の「大連共栄住宅組合」住宅地を対象に調査分析を行った。加えて、広州における田園都市の実践例として、「開辟観音山公園及住宅区弁法」について、広州で初めての田園住宅地の提案として検証した。ソウルでは、永登浦新市街地で朝鮮住宅営団が計画建設した道林町モデル住宅団地と紡績王国鐘紡の工場社宅村を検証した。
【研究代表者】