紀伊半島の海付集落を対象とする社会・空間・被災史デジタルアーカイブの構築と公開
【研究キーワード】
紀伊半島 / 漁村 / 海付集落 / デジタルアーカイブ / 南海トラフ / 漁業集落 / 被災史 / 生活文化 / 民家
【研究成果の概要】
◆定例研究会
・全体研究会 第1~9回の全体研究会を行った。第1回はキックオフミーティングとし、第2~6回は調査対象集落のレビューと調査後の報告によって構成した。具体的には、九鬼、塩津、三尾、雑賀崎、鳥羽離島(坂手島・答志島・菅島・神島)の集落報告である。第7~9回は分担研究者の福島(デジタルアーカイブ)、河角(HGIS)、藤岡(地質)が各自の専門的立場から本年度の調査や議論を踏まえた報告を行い、全体で意見交換を行った。
・分科会 河角を軸にHGIS分科会を先行して立ち上げ、調査成果の公開法及び今後検討するデジタルアーカイブの設計とHGISとの連動法について検討を開始した。
◆現地調査
5月に東牟婁郡太地町から海南市塩津まで紀伊半島西岸の漁業・海付集落を再確認し、8月に和歌山市雑賀崎、日高郡三尾の両集落について、漁港空間の変化や集落の空間構成の特徴など複数の主題による詳細調査を実施した。10月は尾鷲市九鬼の集落調査とヒアリング、日高郡三尾の集落構成に関する追加調査を実施した。11月に雑賀崎の古写真調査と海南市塩津の民家予備調査、鳥羽市菅島・神島の集落詳細調査を行った。2月は三尾の民家建築調査を実施した。
【研究代表者】