CO2を熱輸送媒体とする地域熱供給システムの最適設計基盤の構築
【研究キーワード】
分散ヒートポンプ / CO2 / 最適化 / 再生可能エネルギー / エネルギー貯蔵 / 地域熱供給 / CO2ネットワーク / システム最適化 / ヒートポンプ / 最適設計 / 未利用エネルギー
【研究成果の概要】
本研究では,フロア単位から,建物,そして地域全体に適用可能な,CO2を熱輸送媒体とする分散ヒートポンプシステムである第5世代地域熱供給システムの最適設計基盤を構築し,運用時CO2排出量を大幅に削減することを明らかにした.
すなわち,地域内の離れた場所で同時期に発生している冷・温熱需要地を熱輸送媒体で接続することで局所的な不均一性を平準化し,同時に熱輸送媒体を余剰エネルギーの蓄積に利用することで運用最適化へ大きく寄与することを明らかにした.熱需要特性と未利用エネルギーや再生可能エネルギーのポテンシャルを最大限利用する最適な組み合わせを見出すことで,運用時CO2排出量を最小化する設計指針を導出した.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
吉田 彬 | 早稲田大学 | スマート社会技術融合研究機構 | 次席研究員 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2019-04-01 - 2022-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)