閃亜鉛鉱型MnAs強磁性ナノ微粒子を用いたスピン起電力デバイスの研究
【研究分野】電子・電気材料工学
【研究キーワード】
薄膜 / 量子構造 / 半導体スピントロニクス / MnAs / 微粒子 / クーロン・ブロッケード / スピノダル分解 / 半導体スピントロニックス
【研究成果の概要】
本研究では半導体スピントロ二クスの応用に向けたGaAs半導体中に分散しているMnAs微粒子の作製技術を確立したとともに、MnAs微粒子を含む磁気トンネル接合および単電子スピントランジスタを作製し、それらのデバイスにおけるスピン依存伝導特性の評価を行った。その結果:(1)相分離ダイアグラムにおけるスピノーダル分解によるバラツキの少ないMnAs微粒子の作製技術を確立できた。(2)単電子スピントランジスタにおけるスピン蓄積と長いスピン緩和時間を実現した。(3)非磁性電極とMnAs微粒子を含む二重トンネル接合における磁気抵抗効果とその起源を明らかにした。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2010 - 2011
【配分額】4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)