なぜ多くの微生物は培養困難なのか?未知増殖制御メカニズムの発見と解明
【研究キーワード】
難培養性微生物 / 休眠・覚醒 / バイオアッセイ / Nitrospira / 非休眠株 / 分離精製 / 休眠 / 覚醒 / 難培養性
【研究成果の概要】
本研究では難培養性微生物の未知増殖制御メカニズム、具体的には,休眠から覚醒状態(増殖)に移行させる相互作用の発見と解明を目標とした。難培養性微生物のモデルとしてNitrospiraの純粋菌株を用いて検討した結果以下の成果が得られた。1)休眠と覚醒現象の発見:ハイスループットアッセイ法を確立し、Nitrospiraの休眠からの覚醒を検出することに成功した。2)Nitrospira自身の培養上清に覚醒させる因子が含まれていることを見出した。3)休眠・覚醒・増殖、それぞれの状態で遺伝子発現パターンが異なることを見出した。4)休眠しにくい、または覚醒因子に応答しない変異株を獲得した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
中尾 洋一 | 早稲田大学 | 理工学術院 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的研究(萌芽)
【研究期間】2018-06-29 - 2021-03-31
【配分額】6,240千円 (直接経費: 4,800千円、間接経費: 1,440千円)