縫線核セロトニン神経によるエストロゲン受容体発現調節
【研究分野】形態・構造
【研究キーワード】
神経内分泌 / 縫線核 / セロトニン神経 / エストロゲン受容体α / エストロゲン受容体β / ストレス / 性周期 / 運動負荷 / 代償性卵巣肥大 / 性差 / 部位差 / ダウンレギュレーション / 視床下部 / 中脳中心灰白室
【研究成果の概要】
脳内神経細胞におけるエストロゲン受容体α(ERα)の変動は生殖機能の制御に重要な働きをしている。ERαはエストロゲにより減少するが、脳の部位と雌雄により違いがあること、また、ERαの発現が縫線核セロトニン神経によっても抑制されている可能性を本研究で示唆した。セロトニン神経そのものにも雌雄差があり、セロトニン神経は運動ストレスによる排卵周期の異常を抑さえること、排卵周期など脳機能の性分化にERαの働きが重要であることも明らかにした。
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2009 - 2011
【配分額】4,810千円 (直接経費: 3,700千円、間接経費: 1,110千円)