非一様温度・ひずみ速度場を利用したダイレス引抜きによるMg合金の結晶組織制御法
【研究キーワード】
ダイレス引抜き / マグネシウム合金 / 塑性加工 / 結晶組織制御 / 非一様場 / マグネシウム合金管 / その場観察 / マグネシウム
【研究成果の概要】
本研究では「非一様場」における塑性変形現象に着目し,非一様な温度場・ひずみ速度場・ひずみ場によって誘発される新たな塑性加工法+双晶誘起の結晶組織制御法の開発を行うものである.今年度は,前年度開発した試験機を用いて,Mg合金としてZM21合金を使った基礎的な実験を行った.様々な非一様な温度場とひずみ分布,また低から高ひずみ速度場でのその場観察実験を通して,どのような条件で双晶から動的再結晶が生じ,結晶粒微細化の起点になっているかの観察を行った.また既存のダイレス引抜装置に高出力のサーボモータに交換し,ボールねじを長尺化する改良を施し102程度のひずみ速度を実現可能な高速引抜き実験装置の整備をする.
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2019-04-01 - 2023-03-31
【配分額】17,680千円 (直接経費: 13,600千円、間接経費: 4,080千円)