レーザープロセスによるSWNT単一ナノチャネルの作製と分子吸脱着現象の観測
【研究分野】熱工学
【研究キーワード】
ナノチューブ / レーザー / 吸着 / レーザー加工 / 吸脱着 / 細孔 / SWNT / ナノチャンネル
【研究成果の概要】
本研究の目的は単層カーボンナノチューブを流路とした,直径1~2nmレベルのナノ流路を作製し,分子の吸脱着現象を確認することである.アルコールCVD法で生成した垂直配向カーボンナノチューブに対して,レーザー加工を施すことによって,ナノ流路を作製した.水分子の吸脱着をラマン分光で観測するための測定用セルを設計・製作し,このナノ流路を水蒸気雰囲気に曝してラマン分光で観測した結果,ピークの減少およびシフトが観測されたことから,水分子がナノチューブに吸着したものと考えられる.水分子が吸着しているサイトとしてはナノチューブの内部およびナノチューブの外側の両者の可能性が考えられる.
【研究代表者】
【研究分担者】 |
千足 昇平 | 東京大学 | 大学院工学系研究科 | 講師 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】挑戦的萌芽研究
【研究期間】2012-04-01 - 2014-03-31
【配分額】4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)