波長計測ナノシステムの創出
【研究分野】生産工学・加工学
【研究キーワード】
波長計測 / プラズモニクス / ナノメカニクス / ナノメカニカル振動子 / 機械要素 / 機械材料・材料力学 / フォトニック結晶 / 光物性 / マイクロ・ナノデバイス
【研究成果の概要】
光通信で用いられる波長安定化装置への応用を狙い、その高精度化,経済化のキーとなる波長計測デバイスに関する研究を行った。外乱を敏感にとらえるナノメカニカル振動子の“高感度性”とプラズモニック構造の光の“制御性”を複合的に活用し、光波長計測を試みた。SiO2/Au/SiO2からなるサンドイッチ型の両面ホールアレイ構造が、光の吸光制御に有効であることを見出した。また、これを有する光ナノメカニカル振動子を試作した。1550-1562 nmの光に対して、およそ0.92 pmのサブpm分解能での波長計測を達成した。波長安定化装置はもとより、分光技術など光を利用する技術,分野での活用が期待される。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(A)
【研究期間】2014-04-01 - 2017-03-31
【配分額】20,540千円 (直接経費: 15,800千円、間接経費: 4,740千円)