固相ゲル中結晶化法をベースとした複合体結晶構造解析の革新的技術開発
【研究分野】結晶工学
【研究キーワード】
結晶工学 / 結晶成長 / 脂質結合タンパク質 / 凝固ゲル / 創薬スクリーニング / X線構造解析 / 脂質 / 難水溶性化合物 / 難水溶性 / 浸漬 / 脂肪酸 / タンパク質 / 固相ゲル / SBDD
【研究成果の概要】
固相ゲル中結晶化法は、凝固したゲル中でタンパク質結晶を育成させる世界で初めてのタンパク質結晶化法である。本方法の特徴は、タンパク質結晶の有機溶媒に対する耐性を飛躍的に向上させたことにある。本研究では、従来法では実現できなかった、難水溶性化合物の溶解した高濃度有機溶媒へ、ゲル中結晶を浸漬することにより、複合体結晶を作製する新規技術開発を行った。その結果、凝固ゲル中ストレプトアビジン結晶とFABP3結晶を阻害剤が溶けた50%DMSO溶液へ数時間浸漬した後、X線回折実験によって得られたデータを用いて、構造解析を行ったところ、活性部位に阻害剤の電子密度をはっきりと観察することに成功した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
松森 信明 | 九州大学 | 理学(系)研究科(研究院) | 教授 | (Kakenデータベース) |
寺井 琢也 | 東京大学 | 薬学研究科(研究院) | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2013-04-01 - 2016-03-31
【配分額】19,240千円 (直接経費: 14,800千円、間接経費: 4,440千円)