金属イオンの動的特性を活かした機能性自己集合系の構築
【研究分野】無機化学
【研究キーワード】
超分子化学 / 自己集合 / 多核錯体 / 自己組織化 / ヘキサフェニルベンゼン / 分子カプセル / 分子運動素子 / ナノカプセル / 配位子交換 / Zn(II)イオン
【研究成果の概要】
本研究では,C3対称性を有するヘキサフェニルベンゼン誘導体をヘキサフェニルベンゼンから2段階で簡便に合成する手法を開発した.この手法を用いて3つのピリジル基を有するC3対称の三座配位子を合成し,これとZn(II)イオンから八面体型カプセル錯体を形成し,その内部に位置するアニオン性配位子を選択的に他のスルホナート系単座配位子と交換することにより,内部空間を様々な官能基で修飾することに成功した.
【研究代表者】
【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】19,890千円 (直接経費: 15,300千円、間接経費: 4,590千円)