マテリアルフローを考慮に入れた物質・エネルギー統合モデルの構築に関する研究
【研究分野】エネルギー学
【研究キーワード】
多部門経済モデル / 鉄鋼 / エネルギー政策 / 一般均衡モデル / エネルギー / 地球温暖化 / 環境政策 / エネルギー需給 / 物質需給
【研究成果の概要】
従来トップダウン的視点から構築されてきた応用一般均衡モデルに、エネルギー多消費産業である鉄鋼業などの工学プロセスを詳細に整合的に考慮し、経済の均衡条件のみならず、産業プロセス技術の制約の考慮を可能とした新しい多部門経済モデルを構築した。分析結果から、日本の過度なCO2制約は国内鉄鋼生産の大幅な減少と、海外からの鉄鋼輸入量の増加を促し、日本の経済成長を大幅に低下させる可能性があり、日本の気候変動対策を考える上で、示唆のある結果を得ることができた。
【研究代表者】
【研究種目】若手研究(B)
【研究期間】2011 - 2012
【配分額】1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)