琉球諸島と北部九州のヒト集団比較ゲノム解析~日本人の形成と環境適応の解明に向けて
【研究分野】自然人類学
【研究キーワード】
ヒト / 日本列島 / ゲノム / 混血 / 琉球 / 北部九州 / 縄文 / 弥生 / ゲノム網羅的SNPデータ / 琉球諸島 / 先島諸島 / 北海道アイヌ / 本州日本 / 分集団構造 / 二重構造モデル / 沖縄本島 / 宮古島 / 石垣島 / 縄文人 / 弥生人 / 集団遺伝学 / 移住
【研究成果の概要】
本研究は「日本人の起源」を生物学的に検証する目的で詳細なサンプリングとゲノム解析をおこなった。その結果、日本人の集団構造をより高い解像度で明らかにした。【詳細】1. 琉球諸島住民のゲノム解析の結果、①琉球諸島は本土日本とは異なるクラスターを形成し、②石垣島で最近発見された1万7千年前の人骨と現在の先島諸島住民との遺伝的継続性は否定された(Sato et al. 2014)。2. アイヌ、漢民族、本州日本人のゲノムデータを用いて「(1)連続、(2)置換、(3)混血」をKernel ABCによりモデル化し、検証した結果「混血モデル」が最も尤もらしかった(Nakagome et al.印刷中)。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
木村 亮介 | 琉球大学 | 医学系研究科 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
間野 修平 | 統計数理研究所 | 数理・推論研究系 | 准教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2012-04-01 - 2015-03-31
【配分額】18,850千円 (直接経費: 14,500千円、間接経費: 4,350千円)