ウォーラシア海域と環太平洋域における人類移住・海洋適応・物質文化の比較研究
【研究分野】考古学
【研究キーワード】
人類移住 / ホモ・サピエンス / 資源利用 / 島嶼適応 / 海洋適応 / 島嶼間ネットワーク / 金属器時代 / 旧石器時代 / 後期更新世 / 初期完新世 / 剥片石器 / 骨製品 / 埋葬遺跡 / インドネシア / 人類の移住・拡散史 / ウォーラシア海域 / オセアニア海域 / 更新世後期 / 完新世初期 / スラウェシ中部 / 貝類の利用 / 海産資源利用 / 北マルク諸島 / 完新世 / 海洋資源利用 / 新石器時代 / 移住戦略 / 海上交易
【研究成果の概要】
本研究では、ウォーラシア海域と環太平洋域における人類移住・海洋適応・物質文化の比較研究という目的の下、ウォーラシア海域に位置するマルク諸島、およびスラウェシ島での発掘調査を実施し、更新世期から金属器時代にいたる長期的な人類の資源利用や物質文化に関わる考古・人類学的資料を発見・収集できた。このうちマルク諸島においては新石器時代以降、オセアニアのメラネシア島嶼域との活発な移住や移動が行われていた可能性を示す新たな考古・人類学的痕跡を指摘でき、スラウェシでの研究においては、当該地域におけるホモ・サピエンスによる最初の移住痕跡を発見でき、移住集団の生業戦略や海洋適応の一端を明らかにした。
【研究代表者】