新出資料による琉球処分期琉球知識人の総合的研究ーそのアイデンティティに着目して
【研究分野】地域研究
【研究キーワード】
琉球 / 漢籍 / 科挙 / 蔵書 / 蔡大鼎 / 漢詩文 / 知識人 / アイデンティティ / 前近代 / 遊里 / 琉球処分
【研究成果の概要】
本研究は、新発見の琉球王国末期から琉球処分期の琉球知識人文書を整理研究することで、琉球王国崩壊期の琉球知識人の複雑で多様な文化的背景、思想、アイデンティティの問題を明らかにし、それを、東アジア世界における前近代と近代の狭間に生じた古典的知識人達のアイデンティティの問題の中に位置づけるものである。研究成果は、東方学会主催国際東洋学者会議「新出の琉球漢文資料と琉球史の読み直し」(2016年5月、東京都)、「琉球漢詩文国際シンポジウム」(2017年1月、うるま市)において公表し、資料集として『新見琉球王国漢文文献集成』(上海・中西書局)20冊(2018年3月出版予定)を編集した。
【研究代表者】