受精時における精子運動能・受精能の調節機構の解明
【研究分野】動物生理・行動
【研究キーワード】
受精 / 精子活性化 / 誘引物質 / 精子受精能阻害物質 / 精子走化性 / 受精能獲得 / カタユウレイボヤ / マウス / 精子活性化・誘引物質 / 動物生理化学 / カタユウレボヤ
【研究成果の概要】
受精の過程において精子の運動能・受精能が調節されるメカニズムについて解明することを目的とし、本課題においては、主に精子走化性運動調節機構、及び精漿による精子の受精能調節機構の2点に研究内容を絞って研究を推進した。そして、精子走化性においては精子誘引物質による精子鞭毛内Ca^(2+)濃度上昇が鞭毛運動の変化となり、走化性運動に顕著な方向転換となっていること、マウス精子の受精能獲得は精漿タンパク質SVS2が精子表面のガングリオシドGM1と結合することで抑制されること、ヒト精子の受精能抑制は精漿タンパク質SgとZn^(2+)により制御されていることなどが明らかとなった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
吉田 薫 | 桐蔭横浜大学 | 先端医用工学センター | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2007 - 2008
【配分額】18,070千円 (直接経費: 13,900千円、間接経費: 4,170千円)