海水魚は過剰な硫酸イオン・ホウ酸イオンをいかに排出し毒性から逃れているか
【研究分野】動物生理・行動
【研究キーワード】
動物生理化学 / ホウ酸 / 輸送体 / 海水適応 / Slc4a11 / アクアポリン / AQP / 魚類 / 近位尿細管 / メフグ / 硫酸イオン輸送体 / 腎臓 / ホウ酸イオン輸送体 / Slc26a6A / 局在部位
【研究成果の概要】
海水中には硫酸イオンとホウ酸イオンが比較的多く含まれるので,これらのイオンの排泄系は海水魚にとって不可欠である.濃度が高くなると有毒なこれら陰イオンは腎臓から排泄されると推定されていたが,それを担う輸送体は不明だった。私たちは,海水適応したメフグの腎臓で誘導のかかるクローンをRT-PCRで網羅的に調べ,それらの発現部位をInsituhybridizationによって細胞レベルで決定し,抗体染色で細胞膜のApicalに局在するかそれともBasolateral側かを明らかにし,最終的に活性を測定することにより,目的の輸送体を同定することに成功した。
【研究代表者】
【研究連携者】 |
加藤 明 | 東京工業大学 | 大学院・生命理工学研究科 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2010 - 2012
【配分額】18,460千円 (直接経費: 14,200千円、間接経費: 4,260千円)