海生哺乳類の機能形態学的多様性と環境適応
【研究分野】生物多様性・分類
【研究キーワード】
海生哺乳類 / 多様性 / 機能形態 / 鰭脚類 / 鯨類 / CT / 骨格 / アザラシ / ネズミイルカ
【研究成果の概要】
本研究では、鰭脚類であるゼニガタアザラシの前後肢、および鯨類であるネズミイルカの前肢を、CTスキャナーを用いて撮影し、得られた画像を三次元立体構築することによって、それらの可動域を非破壊的に解析した。ゼニガタアザラシでは、足根関節の体軸に対する外側および内側への広い可動域が確認され、さらに体幹に埋まっている肩関節や肘関節の屈曲、伸展、そして前腕の回内などが観察された。ネズミイルカ前肢のCT画像解析では、前肢の動きは肩甲骨の移動をほとんど伴わず、さらに前腕の回旋運動は確認できなかった。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
山田 一孝 | 帯広畜産大学 | 畜産学部 | 教授 | (Kakenデータベース) |
遠藤 秀紀 | 東京大学 | 学内共同利用施設等 | 教授 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(C)
【研究期間】2011 - 2013
【配分額】5,460千円 (直接経費: 4,200千円、間接経費: 1,260千円)