全生物の共通祖先と、さらにそれ以前のタンパク質に関する研究
【研究分野】進化生物学
【研究キーワード】
生命初期進化 / 共通祖先 / コモノート / NDK / 分子系統樹 / タンパク質耐熱性 / 酵素活性 / アミノ酸単純化 / 古細菌 / 真正細菌 / アミノ酸少数化
【研究成果の概要】
本研究では、古細菌祖先生物と真正細菌祖先生物が持っていたと推定されるヌクレオシド二リン酸キナーゼ(NDK)の遺伝子を復元し、祖先タンパク質の耐熱性を調べた。その結果、祖先型NDKは110℃近くまで安定であることが分かり、古細菌祖先生物と真正細菌祖先生物は80~100℃で生息していたと推定された。全生物の共通祖先コモノートも耐熱性NDKを持ち、75℃以上の高温環境に生息していたことが推定された。さらに、祖先型NDKを構成するアミノ酸の種類を減らしたNDKを作成したところ、20種のアミノ酸のうち、減らしても耐熱性や活性を維持できるアミノ酸を同定した。
【研究代表者】
【研究分担者】 |
横堀 伸一 | 東京薬科大学 | 生命科学部 | 講師 | (Kakenデータベース) |
赤沼 赤沼 (赤沼 哲史) | 東京薬科大学 | 生命科学部 | 助教 | (Kakenデータベース) |
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【研究種目】基盤研究(B)
【研究期間】2011-11-18 - 2014-03-31
【配分額】10,140千円 (直接経費: 7,800千円、間接経費: 2,340千円)